海外FX口座によるレバレッジ制限とは何か?

レバレッジ制限とは口座残高の資金量によって適用されるレバレッジが変更になるシステムのことである。ほとんどの海外FX業者にレバレッジ制限があり、自分がどの資金量で取引したいか?どのくらいのレバレッジをかけたいのか?によって、各業者のレバレッジ制限水準を知っておくことは大切だ。

レバレッジ制限を知ることによって「自分の口座残高ではどの海外FX業者が有効なのか」というのも見えてくるようになる。国内で有名なXMという証券会社を例を挙げてみよう。

なぜレバレッジに制限を設けるのか?と言われればハイレバレッジによる「業者のリスク回避」「トレーダーのリスク回避」などが挙げられる。特に海外FXでは「ゼロカット」が採用されている場合がほとんどなので、取引数量が大きければ大きいほどFX業者のリスクも高まることになる。

国内で有名なXMという証券会社を例を挙げてみよう。

目次

XMを例に挙げたレバレッジ制限

XMでは最大レバレッジ888倍が適用される海外FX業者だが、それは口座残高が200万円以下の場合である。200万円以下の資金でFXを開始した場合、888倍のレバレッジが適用されるが、利益が増えていき口座残高が200万円を超えた時点でレバレッジは200倍に制限されてしまう。

もちろん最初から200万円以上の資金を口座に入れて取引をするなら、レバレッジ888倍ではなく200倍が適用される。これがレバレッジ制限であり、業者によっては細かく設定されているところもある。

当然こういったレバレッジ制限はXMだけではない。海外FXほぼ全ての業者に「口座残高によるレバレッジの制限」があると思っていて間違いないのだ。問題なのは口座残高がいくらになればレバレッジが何倍に制限されるのか?という設定基準は業者によって様々だ。

レバレッジ制限はなぜ必要なのか?

基本的に口座残高が増えていく毎に海外FXの証券会社はリスクが高くなることとなる。レバレッジ制限の必要性は冒頭でもお話ししたが、まず考えられるのは「ゼロカット」の存在になる。

海外FXで当たり前となったゼロカットだが、実際にゼロカットが執行されるというのはFX業者にとってもちろん良いことではない。トレーダーのマイナスを単純にFX業者が補填するというのがゼロカットだからだ。

当然レバレッジが大きく、金額も大きければゼロカットになった時のリスクはFX業者にとっても大きい。なので、ある程度の口座残高でレバレッジを制限することによって、もしもの損失を最小限に抑えたいという狙いは当然ある。

少額であればレバレッジを大きく提供することができるが、取引できる金額が増えていくとレバレッジを制限させざるを得ないというのが正直なところだろう。

海外FX業者によって異なるレバレッジ制限の特徴

それでは海外FX業者によってレバレッジ制限にどのような特徴があるのか見てみよう。

大幅なレバレッジ制限がある海外FX業者

極端なレバレッジ制限というのは1000倍からいきなり200倍以下に制限されるなど、制限の幅が大きい業者になる。もちろん制限の幅が大きいからといって一概に悪いことばかりではない。少額でのみ利用する方であれば、自分の資金の範囲内で高いレバレッジを提供してくれる証券会社を選べば良い。

極端にレバレッジ制限の幅が大きい会社は「少額に特化した証券会社」というふうに判断しても良いだろう。

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レバレッジ制限の影響をあまり受けない海外FX業者

仮にレバレッジ制限を設定していたとしても、ほとんど影響のない海外FX業者もある。大手海外FXのHotForexは口座残高3000万円あたりまではレバレッジに制限がかからない。

強固な約定力と取引スペックで評価の高いMYFX Marketsは最大レバレッジ500倍を提供しているが、レバレッジ制限がかかるのは口座残高500万円からで、仮に500万円を超えたとしても最大レバレッジ400倍であり、それ以上の制限はない。

他にもAXIORYは口座残高1000万円まではレバレッジ400倍が利用できるなど海外FX業者によって制限の範囲は様々だ。

レバレッジ制限のない海外FX業者

完全にレバレッジ制限がない海外FX業者も少なからず存在する。当サイトで掲載している30社以上の業者のなかで制限がないのは下記3社。

海外FX業者最大レバレッジ
TitanFX500倍
Yadix500倍
iFOREX400倍

長い目でFX業者を利用する場合、レバレッジに制限がなかったり、仮に制限があったとしてもあまり影響を受けないといった業者を選ぶのもひとつの選択基準だといえる。

保有ポジションの数量でレバレッジ制限がある証券会社

レバレッジに制限がかかるのは口座残高だけではない。保有ロット数で有効なレバレッジが変わる「ダイナミックレバレッジ」というものもある。ダイナミックレバレッジ

になる。取引銘柄を制限し大きなレバレッジを適用させることのできる保有ポジション数量によるレバレッジ制限を「ダイナミックレバレッジ」というが、口座残高がいくらであろうがロット数さえ増やさなければレバレッジが制限されることはない。

まとめ

レバレッジについて他の証券会社も知りたいという方は海外FXレバレッジ一覧(※レバレッジ制限の条件あり)を参考にしてほしい。

レバレッジはトレーダーにとって高ければ高いに越したことはない。口座残高が増えても大きなレバレッジが適用されれば、口座残高と取引ロット数の割合を変えることなく取引に集中できる。

FXで結果を残すならできるだけ「優位性があり、かつシンプル」という証券会社を見つけたいものだ。

当サイトではレバレッジのみならず、実戦で必要な取引スペックに重点を置いている。興味があるなら参考にしてみてほしい。

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