海外FX口座|MiltonMarketsを選ぶ理由とは

MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)はハイスペック海外FXの一角。柔らかいブランドイメージとは裏腹に、狭いスプレッド、針の穴を通すほどの約定力を持ち合わせる。

2020年7月にはこれまでのサービスを一新。取引手数料が一切かからない透明性重視のシンプルなスペックは、初心者でも使いやすく、簡単に世界トップクラスの取引環境を手に入れられる。

この記事ではミルトンマーケッツのスペックをはじめ、専業トレーダー目線でのメリットやデメリットを的確にレビューしていくので是非参考にしてほしい。

設立2015年
運営会社Milton Markets Limited
運営母体
(Milton Prime)
Holiway Investments Ltd
Holiway Global Ltd
金融ライセンス
(グループ全体)
VFSC/バヌアツ金融サービス委員会
CySEC/キプロス証券取引委員会
FSA/セーシェル金融庁
公式URLhttps://portal.miltonmarkets.com/
チャットサポート日本人24時間対応
メールサポートsupport@miltonmarkets.com
ヘルプセンター公式HP内
電話03-4586-4741
口座維持手数料なし
MAM口座あり
ゼロカット自動リセット
スリッページ保証条件は下記参照(※)
円建て対応
FPA
Trustpilot
レビュー60

レビュー9(日本国内向けMiltonMarkets)
世界の口コミ評価:2022年8月更新
目次

MiltonMarketsの特徴

  • 世界トップレベルのスプレッドと約定力
  • 初心者にも扱いやすいシンプルな口座タイプ
  • 口座残高10万円以下の少額専用で最大1000倍のレバレッジを利用することができる
  • 24時間日本人による万全なサポート
  • MT5非対応

ミルトンマーケッツは高速約定でスプレッドが狭く、ボラティリティーのある相場でも安定感のある取引環境。なのでスキャルピングなどの短期売買から中長期売買までオールマイティーなトレードスタイルに対応している。

残念なのはMT5に未対応である点だ。ただし、現時点で多くのFX会社が続々とMT5に対応してきており、ミルトンマーケッツも遅かれ早かれ対応してくるものと予想する。

最大の特徴は、出金拒否の心配がなく透明性のある親切な対応である。口座設計もシンプルで扱いやすいため、多くのトレーダーに受け入れられる反面、マニアックな思考のFXトレーダーには物足りなさを感じるかもしれない。

口座タイプから見るレバレッジ比較

ミルトンマーケッツでは口座タイプによって適用されるレバレッジが異なる。よく1000倍のハイレバレッジ会社として評価されることの多いミルトンマーケッツだが、10万円以上の口座残高では決してハイレバレッジに特化したFX会社ではない

それでは口座タイプとともにレバレッジ水準も見ていこう。

MiltonMarketsの口座タイプは3種類

口座タイプによる主な違いは

  • 最低入金額(最低口座残高)
  • スプレッド
  • レバレッジ
  • ロスカットレベル

以上の4点だ。いずれの口座もスタンダードタイプであり、別途手数料のかかる口座はない。

FLEX(フレックス)口座

まずひとつめはフレックス口座になる。最低入金額10,000円(追加入金は5,000円)から利用できるが、スプレッドは1番広く設定されている。ドル円で1.7〜1.9pipsあたりを推移しており、他のFX会社と比較した場合は平均よりも広いレベルになる。

この口座はスキャルピングなどの短期売買には不向きだ。

レバレッジは最大500倍であり、口座残高によるレバレッジ制限はない。ただし、同じレバレッジ500倍、レバレッジ制限なしの他社では、TitanFXやYadixなどのハイスペック会社がいくつかあり、レバレッジで選択するには難しい口座タイプとなりそうだ。

SMART(スマート)口座

スプレッドは一気に海外FX上位レベルの狭さになる。ドル円の平均スプレッドは1.4pips前後と、フレックス口座にくらべ0.5pips近く狭くなっている。

ミルトンマーケッツのスタンダード口座である「スマート口座」は最大レバレッジ1000倍を利用することができる。

ただし、条件は口座残高10万円以内。少額(数万円)から資金を増やしたいなら必要証拠金はネックになってくる。レバレッジ1000倍をうまく使って少額からでも資金を増やせるように設定してあるレバレッジ水準だ。

最大レバレッジ口座残高
1000倍10万円以内
500倍100万円以内
200倍100万円以上
口座残高によるレバレッジ制限

口座残高100万円以上であればレバレッジ200倍だが、スマート口座の基本ラインは「口座残高100万円まで」と考えておこう。

その理由は「エリート口座」の存在になる。

ELITE(エリート)口座

口座残高が100万円を超える場合は「エリート口座」を開設しよう。エリート口座の開設条件は「スマート口座を持っていること」なので、スマート口座をあらかじめ開設しておく必要がある。

100万円以上が入金されている状態であれば、サポートに連絡し「エリート口座へアップグレード希望」と伝えれば利用できる口座となる。

レバレッジ水準や約定力はスマート口座と変わりはないが、スプレッドはスマート口座に比べ、さらに0.3pips程度狭くなっている。国内FXのスプレッドに限りなく近い水準で安定感のあるハイスペックトレードができるので、当サイト激推しの口座タイプだ。

口座残高1,000万円以上から利用できるエリートプラス口座は現在廃止になっている。

MiltonMarketsと他社のレバレッジ比較

他社とのレバレッジ比較

上記表は海外FXトップレベルのレバレッジ水準を持つ会社との比較表になる。

ミルトンマーケッツは海外FXとしては、そこまで大きなレバレッジを展開しているわけではない。どちらかというと取引スペック重視のFX会社だ。

しかし、レバレッジ200倍を甘く考えたらいけない。1ドル120円換算で1万通貨を「レバレッジ25倍」で保有しようとしたら必要証拠金は48,000円必要であり、証拠金維持率500%のボーダーラインは24万円と手厳しい内容になる。

レバレッジ200倍なら1万通貨(1ドル120円換算)あたりの必要証拠金は6,000円となり、証拠金維持率500%のボーダーラインは30,000円となる。

銘柄一覧とレバレッジ水準

ミルトンマーケッツの通貨ペアは海外FXとしては平均的な銘柄数となっているが、CFDに関してはやや少なめであり、レバレッジもそこまで高い水準ではない。

それでは取扱銘柄とレバレッジ水準について見ていこう。

通貨ペアのレバレッジとすべての銘柄一覧

通貨ペアは海外FXとしては平均的なラインナップになっている。レバレッジは口座タイプ・口座残高に応じて最大レバレッジが適用される。

AUD/CAD
豪ドル/カナダドル
AUD/CHF
豪ドル/スイスフラン
AUD/JPY
豪ドル/日本円
AUD/NZD
豪ドル/NZドル
AUD/SGD
豪ドル/シンガポールドル
AUD/USD
豪ドル/米ドル
CAD/CHF
カナダドル/スイスフラン
CAD/JPY
カナダドル/日本円
CHF/JPY
スイスフラン/日本円
EUR/AUD
ユーロ/豪ドル
EUR/CAD
ユーロ/カナダドル
EUR/CHF
ユーロ/スイスフラン
EUR/DKK
ユーロ/デンマーククローネ
EUR/GBP
ユーロ/英ポンド
EUR/HUF
ユーロ/ハンガリーフォリント
EUR/JPY
ユーロ/日本円
EUR/NOK
ユーロ/ノルウェークローネ
EUR/NZD
ユーロ/NZドル
EUR/PLN
ユーロ/ポーランドズロチ
EUR/SEK
ユーロ/スウェーデンクローナ
EUR/TRY
ユーロ/トルコリラ
EUR/USD
ユーロ/米ドル
GBP/AUD
英ポンド/豪ドル
GBP/CAD
英ポンド/カナダドル
GBP/CHF
英ポンド/スイスフラン
GBP/JPY
英ポンド/日本円
GBP/NZD
英ポンド/NZドル
GBP/USD
英ポンド/米ドル
NOK/SEK
ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ
NZD/CAD
NZドル/カナダドル
NZD/CHF
NZドル/スイスフラン
NZD/JPY
NZドル/日本円
NZD/SGD
NZドル/シンガポールドル
NZD/USD
NZドル/米ドル
SGD/JPY
シンガポールドル/日本円
USD/CAD
米ドル/カナダドル
USD/CHF
米ドル/スイスフラン
USD/CNH
米ドル/人民元
USD/CZK
米ドル/チェココルナ
USD/DKK
米ドル/デンマーククローネ
USD/HKD
米ドル/香港ドル
USD/JPY
米ドル/日本円
USD/MXN
米ドル/メキシコペソ
USD/NOK
米ドル/ノルウェークローネ
USD/PLN
米ドル/ポーランドズロチ
USD/SEK
米ドル/スウェーデンクローナ
USD/SGD
米ドル/シンガポールドル
USD/TRY
米ドル/トルコリラ
USD/ZAR
米ドル/南アフリカランド

貴金属CFDのレバレッジとすべての銘柄一覧

ゴールドに関しては通貨ペアと同じ水準のレバレッジが適用される。ただし、シルバーは最大50倍というレバレッジになっているので、シルバーを取引したい方は他のFX会社を検討しても良いだろう。

XAU/USD
金/米ドル
XAG/USD
銀/米ドル

エネルギーCFDのレバレッジとすべての銘柄一覧

原油や天然ガスといったエネルギーCFDのレバレッジは最大50倍と、海外FX会社の中ではやや低い水準となっているが、スプレッドは0.1程度とかなり狭い水準となっているので、優位性はある。

USOIL
WTI原油
UKOIL
ブレント原油
NGAS
天然ガス

株式指数CFDのレバレッジとすべての銘柄一覧

トレーダーに人気度の高い株式指数(インデックス)CFDの最大レバレッジは100倍と、海外FXでは平均的な水準。しかし、スプレッドはかなり狭い水準となっているので、通貨ペアの他に株式指数を取引したいのなら、十分に満足できる水準。銘柄数も平均的なのでCFDでは1番の注目商品と言えるだろう。

AUS200
豪S&P/ASX200
US30
NYダウ平均株価
EUSTX50
ユーロストックス50指数
DAX30
ドイツ株価指数
HKG33
香港ハンセン指数
JPN225
日経平均株価
NAS100
米国ナスダック株価指数
SPX500
S&P500指数
ESP35
スペイン35指数
UK100
イギリスFTSE指数
CAC40
フランス株価指数

株式個別銘柄CFDのレバレッジ

株式の個別銘柄は一律最大レバレッジ10倍となっている。Appleなどの米国個別銘柄を取引できるが、他の海外FXと比較すると銘柄数は少ないので、これからに期待となる。

仮想通貨CFDのレバレッジと銘柄一覧

仮想通貨は最大レバレッジ10倍、取引銘柄数3銘柄と少ない水準。これまたこれからに期待したいラインナップとなっている。

BTC/USD
ビットコイン/米ドル
ETH/USD
イーサリアム/米ドル
LTC/USD
ライトコイン/米ドル

MiltonMarketsの取引スペック

それではレバレッジ以外の取引スペックについて見てみよう。ミルトンマーケッツ最大の優位性でもある。

スリッページの保証制度

ミルトンマーケッツでは0.1秒以内の圧倒的な約定力と安定性にこだわり、世界最大のデジタルインフラ企業「エクイニクス」のデータセンターを使用している。

もし仮に条件以上のスリッページが起きたならば、MILTON MARKETSは差額をトレーダーに返金するというこだわりを持つ。

スリッページによる支払いの条件
  • スリッページの幅が1pipsを超えた場合
  • 約定時間が500msを超えた場合
スリッページ保証適用外の時間帯
  • 約定した時間が市場開始・終了の前後60分以外の時間帯
  • 約定した時間が指標発表・ニュース等の前後30分以外の時間帯

MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)

スプレッド比較

ミルトンマーケットでは現在平均スプレッドは非公開となっている。

しかし、どうしても目安となるスプレッドを知りたいという方のために、実際の取引画面からある程度の平均スプレッドを割り出してみた。当サイトが独自に割り出したものなので、参考程度に見ていただきたい。

比較したのは同じハイスペック業社で、海外FXトップクラスのスプレッドであるTitanFX。海外FXランキングで常に上位に表示されているXMだ。

銘柄MiltonMarketsTitanFXXM
EUR/USD1.4(0.9)1.21.7
USD/JPY1.4(0.9)1.31.6
GBP/USD1.4(1.2)1.62.3
AUD/USD1.7(1.0)1.51.8
EUR/JPY1.4(1.0)1.72.5
GBP/JPY1.9(1.2)2.53.3
AUD/JPY1.7(1.5)2.13.3
平均スプレッドと他社比較(カッコ内はエリート口座)

MiltonMarkets|入出金スペック

ミルトンマーケッツでは国内銀行送金、海外銀行送金、bitwallet(ビットウォレット)の3つに対応している。クレジットカードで入出金ができるFX会社は多いが、ミルトンマーケッツでは取り扱っていない。

クレジットカードは簡単に入金できる反面、出金の際、一番やっかいな入金方法と言える。どのFX会社であったとしても基本的にはbitwalletなどのオンラインウォレットか国内銀行送金を利用したいところだ。

bitwalletを使用すれば、入金は即時、遅くても即日であり、出金に関しても遅くても3営業日以内程度には着金する。

bitwalletなどのオンラインウォレットが苦手だという方は、国内銀行送金を使用すると良いだろう。国内銀行送金の場合は入金が2営業日程度、出金は4〜5営業日程度見ておけば着金できる。

サポート

サポート内容は「メール」「チャット」という基本的なサービスになっているが、特筆すべき点は「24時間日本人スタッフが対応してくれる」というものだ。

24時間日本人によるサポートが受けられる海外のFX会社は本当に少なく、24時間サポートなどと表現しておきながら、サポート内容は「時間外はメールのみ」であったりと、紛らわしい表現は多い。

さらにミルトンマーケッツでは「ヘルプセンター」と言われるサポートを行なっている。通常のQ&Aみたいなものだが、質問キーワードに対して出てくる情報はかなり多い。

ヘルプセンターからダイレクトにチャットとメール問い合わせを使用することもできるので、非常に使いやすいヘルプ導線となっている。

MILTON MARKETS|口座開設の流れ

出典:ミルトンマーケット公式

それでは口座開設の方法について説明しよう。

まずはMILTON MARKETSの公式HPにログインし「無料口座開設」をクリックしよう。そうすると「クイック口座開設」というフォームが出てくるので、全てローマ字で入力しよう。

入力が完了するとメール認証を行うので、案内通りにメール認証を行おう。すると公式サイトで情報登録の画面になるので、

  • 本人確認書類のアップロード
  • 住所確認書類のアップロード
  • 必要事項入力

のいずれかを選択して、情報入力・アップロードのいずれかを実行しよう。

全ての入力とアップロードが終了すると、口座開設が完了となるので、発行されたパスワードなどのログイン情報は大切に保管しておこう。

MILTON MARKETS|基本スペックまとめ

ミルトンマーケッツはFXに特化した証券会社であり、当サイトが掲げるコストパフォーマンスにおいて最上の取引環境を提供する。

正直スタンダードタイプのスプレッドでは「海外FX最狭」であることは間違いないようだ。さらに約定力、安定性が高水準で整っているとすれば、ミルトンマーケッツの口座を開設しない理由はもはや無いと言っても過言ではないだろう。

トレーダーファーストを掲げるミルトンマーケッツにこれからも目が離せそうにない。

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