OX Securities(オックスセキュリティーズ)はスプレッドや約定力、安定性に特化した海外FX会社になる。特にゴールドのスプレッドには定評があり、ゴールドの取引を主とするトレーダーからは大きく支持される傾向にある。
前身のRuizean Marketsはオーストラリアに本拠地を構え、ロンドンや東京、上海にオフィスを構える金融マネジメント会社。金融マーケットの実績と信頼性は創業の2013年から積み上げられてきたものになる。
OX Securitiesは「OX TradersとRuizean Markets」が再編成されてできたFX会社で、これからが非常に楽しみな海外FXになる。この記事ではOX Securitiesを選択する理由と特徴について解説していくので、興味のある方は是非参考にしてほしい。
OX Securitiesの取引スペック
それでは早速取引スペックをレビューしよう。OX Securitiesに向いている方は
- FXで継続的に利益が出るトレーダーになりたい。もしくはすでに専業トレーダーレベルである。
- ボーナスやキャンペーンよりも取引スペックに重心を置きたい。
- スキャルピングのトレードをしたい
簡単にいうとこんな感じだろう。逆に向いていないタイプは
- ハイレバレッジで限界ギリギリトレードがしたい
- みんなと同じ海外FX会社を使いたい
- ボーナスやキャンペーンこそ海外FXの魅力だと思っている
専業トレーダーから見た海外FXの魅力はボーナスやキャンペーンではない。スプレッドや安定性、レバレッジ、出金といった要素が海外FXを選ぶ上で絶対的に外せない重要な要素だ。
レバレッジ
OX Securitiesのレバレッジは最大500倍になる。海外FXでは平均的な水準だが500倍というのはある意味1番使いやすいレバレッジ水準ともいえる。
海外FXではレバレッジ制限と言われるシステムがほとんどの会社で採用されている。口座残高によってレバレッジに制限がかかるものだ。
OX Securitiesはレバレッジ制限がない数少ない海外FXであり、レバレッジ500倍はCFD銘柄でも適用される。※仮想通貨は25倍
口座タイプはシンプルに2種類
口座タイプは2種類。
- スタンダードタイプの「スタンダード口座」
- ECNタイプの「プロ口座」
というシンプルな構成になる。スタンダード口座には「スワップフリー口座」という口座が用意されている。通称イスラム口座と言われるものだ。
イスラム教では金利の発生する受け渡しは禁止されているので、スワップの発生しない口座が存在するのだが、円建て口座が作れないのでOX Securitiesのように円建てに対応している会社ではあまり利用するものではない。
OX Securitiesのスプレッド
それではスタンダード口座のスプレッドを他の海外FXと比較しながら見てみよう。
スタンダード口座のスプレッド
スタンダード口座のスプレッドは「日本のおすすめランキング」で常に上位表示されている海外FX3社と比較する。
通貨ペア | OX | XM | FXGT | GEM |
---|---|---|---|---|
USD/JPY | 1.6 | 1.6 | 1.6 | 1.5 |
EUR/USD | 1.3 | 1.7 | 1.6 | 1.8 |
GBP/USD | 1.6 | 2.1 | 2.2 | 2.4 |
AUD/USD | 2.1 | 1.9 | 1.8 | 2.5 |
EUR/JPY | 1.5 | 2.5 | 2.2 | 1.7 |
GBP/JPY | 2.4 | 3.3 | 3.5 | 2.2 |
AUD/JPY | 2.3 | 3.3 | 3.0 | 2.3 |
OX Securitiesのスプレッドは非公開なので、私が実際に利用しているスプレッドの平均値を提示してある。特徴としてはユーロ系のスプレッドが狭い傾向にあり、全体的にはドルストレート、クロス通貨ともに安定した水準のスプレッドになっている。
ただし、OX Securitiesのスプレッドは安定性に優れ、約定力と高レベルな水準になっているのでスキャルピング気味のトレードをしている私としても非常に使いやすい。
スプレッドの安定性や約定力の理由
OX Securitiesにおいて重要なメリットのひとつである「スプレッドの安定性」「約定力」ついては利用しているサーバーに大きな理由がある。
世界最大のグローバルハブといえば「エクイニクス」であり、スプレッドの安定性や約定力に定評のある海外FXは大抵エクイニクスにサーバーを設置している。
エクイニクスは世界各地にデータセンターを設置しているが、その中でも1番に定評のあるのが「NY4」と言われるニューヨークのデータセンター。
NY4にはGoogleやamazon、Microsoftなど名だたるビッグネームが利用していて、海外FXではTitanFXがNY4にサーバーを設置していることで有名だ。
OX SecuritiesはNY4にサーバーを設置している数少ない海外FXのひとつであり、日本人にサービスを提供している海外FX会社ではTitanFXと2社だけになる。
プロ口座のスプレッド
それではプロ口座のスプレッドを見てみよう。プロ口座はECNタイプであり、スプレッドが狭い代わりに別途手数料がかかる取引タイプになる。取引手数料は往復$7となっており海外FXでは標準的なものになる。ただし強固なサーバーなどがECNには必要不可欠であり、そういった点では優位性があると言えるだろう。
通貨ペア | OX | AXIORY |
---|---|---|
USD/JPY | 1.1 | 1.1 |
EUR/USD | 1.1 | 1.1 |
GBP/USD | 1.3 | 1.6 |
AUD/USD | 1.3 | 1.3 |
EUR/JPY | 1.7 | 1.4 |
GBP/JPY | 2.2 | 2.4 |
AUD/JPY | 1.7 | 1.6 |
比較したのは日本でECN1番人気の「AXIORY」だ。AXIORYはECN特化型としてスペックも高く、海外FXECNの中で5本の指に入る実力を持っている。比較するには十分な会社になる。
AXIORYのECN手数料は$6であり、OX Securitiesよりは手数料は安い。しかしECNでは決して手数料とスプレッドを別に見てはならない。あくまでもスプレッドと手数料を加味した上で算出したスプレッドを参考に比較しなければならない。
$1=110円で換算し、スプレッドを掛け合わせたものが上記比較表になるが、OX SecuritiesとAXIORYのECNスプレッドにそう変わりはない。非常に優秀な結果となった。
スプレッドの批評
OX Securitiesのスプレッドはスタンダード、ECNともに申し分ない水準となる。加えてスプレッドの安定性や約定力は海外FXトップクラスになるので、取引スペックはスキャルピングでも全く問題ないレベルだといえるだろう。
分析ツールはMT4のみでありMT5に対応していないのが残念だが、まだまだMT5に対応していない海外FXも多いのが現実だ。それではもうひとつ重要な要素である入出金スペックについて見てみよう。
OX Securitiesの入出金スペック
入金 | 出金 |
---|---|
クレジットカード | クレジットカード |
UnionPay (銀聯) | UnionPay (銀聯) |
fasaPay | fasaPay |
PayPal | PayPal |
国内銀行送金 | 国内銀行送金 |
海外銀行送金 | 海外銀行送金 |
bitwallet | bitwallet |
Skrill | Skrill |
NETELLER | NETELLER |
Interac | Interac |
AdvCash | AdvCash |
OX Securitiesの入出金で注目する点は「国内銀行送金」と「bitwallet」そして「PayPal」になる。国内銀行送金とbitwalletに対応しているだけでも合格点だが、PayPalに対応しているのはかなり評価が高い。
現在海外FXでメインとなっているオンラインウォレットは「bitwallet」「STICPAY」が代表格だ。PayPalは海外FXでの入出金方法にはほとんど利用されていない。
PayPalはオンライン上でクレジット(デビット)カード、銀行などの決済を行える決済方法で、モバイル端末においての決済手段としては世界No1のシェアを持っている。
おそらくはPayPalのアカウントをもうすでに持っている方も多いのではないだろうか?入出金に不安がある海外FXだからこそPayPalを選択できるだけでも重要な利点となる。
入出金の反映時間
bitwalletとPayPalに関しては即時に反映される。ただし、現時点で国内銀行送金の反映時間がまだわかっていない。理由はこの記事を作成している段階で国内銀行送金が採用されたばかりなので、まだ検証が済んでいないというのが正直な理由になる。
検証が終了したらレビューしたいと思うのでしばらくお待ちいただきたい。
OX Securitiesを選ぶ理由とは
- スプレッドの狭さはスタンダード、ECNともに申し分なし
- サーバーをエクイニクスのNY4に設置し安定性、約定力を高い次元で提供
- 入出金スペックは高く、国内入出金の他bitwallet,PayPalに対応
- 口座残高に制限のないレバレッジ500倍
以上がOX Securitiesを選ぶ大きな理由となる。逆にデメリットとなる部分は
- MT5に未対応
- 日本人向けのサービスは2021年からであり、日本人向けの実績は短い
となるが、前身のRuizean Marketsはロンドンや上海の他、東京にもオフィスを構えていたので、日本人向けのサービスには問題ないと言えるだろう。そういう理由からかチャットサービスでは日本語にて完璧なサポートを受けることができる他、チャットもすぐに繋がる。何か相談したいことがあったらぜひ活用したい。