【FX専用】損益資金管理トレードノート|エクセル版の特徴とは

エクセル(MacのNumbersでも可)で使用できる損益資金管理トレードノートを紹介しよう。損益資金管理表は資金管理表以外にも「トレードノートのテンプレート(チャート画像貼付スペースあり」やエントリーや決済などのルールをチェックできる「テクニカル分析エントリーチェックシート」なども同時に使用できるので、FXでのクセや特徴を自己分析するには使いやすいベースとなる。

特に2つ以上の証券会社を使用している、海外と国内証券会社を両方使用している方などは特に資金管理を目に見える形で一括管理したいところだろう。

資金管理トレードノートがどんな内容のトレードノートになっているのか?資金管理、自分のトレードのクセをデータで見たい、という方は是非読み進めていってほしい。

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目次

損益資金管理表のデータベースとは

それでは早速、資金管理表がどんな構成になっているのかを見ていこう。

画像をクリックすると拡大表示

上記画像が実際のエクセル損益管理ベースになる。※記入してある取引内容はあくまでも例であり架空のものなので、詳しい取引内容は気にしないで欲しい。

上部には上から3つのデータがあるが、「自己資金投入額」「引出し額」以外は全て自動で計算されて出てくる数字になる。

上部の1番上の段はBUY「買い」ポジションを持った時の損益データだ。下の段がSELL「売り」ポジションで取引した時のデータになる。

ここで見るのは「買いポジションと売りポジションのどちらで利益が出ていて、どちらの勝率が高いのか?」という部分だ。簡単にいうとポジション方向による自分のクセを見ることとなる。

上記画像ではBUY(買い)ポジションを持った時の勝率は73%だ。これはかなり良い成績となる。しかし実際の損失pipsは合計でマイナスになっている。

逆に上から2段目のSELL「売り」ポジションを見てみよう。2勝8敗で勝率20%しかないのに合計pipsはプラスになっている。これは確かに実際のトレード結果ではない。しかし、このような状況というのはいくらでも起こりえる事なのだ。

勝率だけで勝てるわけではない、逆に勝率が悪くても勝てる時もある。自分のトレードスタイルはどのやり方で利益を得るのが効率的なのか?というものが見えてくる。買いのほうが利益率が高い、売りの方が得意、などの自分のクセも見えてくるのだ。

上から3段目は資産額の合計などが表示され、トータルの勝敗、勝率や損益pipsなどが表示されている。全体的に自分のトレードはどれくらいの勝率でどれくらいのpipsを稼いでいるのか?というデータを簡単に見ることができる。

では実際のトレードを記入する部分を見ていこう。

トレード成績の記入

実際に記入する部分は赤枠の部分になる。通貨ペアとBUY/SELLのセルはドロップダウンで表示されるものを選択するだけだ。使用できる通貨ペアは26種類になるので紹介しておこう。

EUR/USDGBP/USDAUD/USDNZD/USDUSD/JPY
EUR/JPYGBP/JPYAUD/JPYNZD/JPYCAD/JPY
CHF/JPYUSD/CHFGBP/AUDGBP/NZDUSD/CAD
EUR/GBPEUR/CHFAUD/NZDNZD/CADEUR/CAD
EUR/AUDGBP/CHFAUD/CHFNZD/CHFGBP/CAD
EUR/NZD
資金管理トレードノートで使用できる通貨ペア

損益pipsは自動で算出されるようになっている。なので、エントリー時のレートと決済時のレートは間違いなく入力しておこう。クロス円とそれ以外の通貨ペアの値(104.555・1.25555など)の入力にも対応しているので気にしないで入力していこう。

損益金額の表示スペースは勝ちトレードだった場合では赤く表示されるようになっている。ザッと見ただけでトレードの成績推移がなんとなく分かるだろう。さらに損失での「マイナス」入れ忘れの予防にも役に立つ。

損益管理ベースに関しては説明書でも解説しているので、興味があるならチェックしてみて欲しい。では次にトレードノートのテンプレートについて見ていこう。

トレードノートのテンプレートの特徴

損益管理トレードノートにはトレードノートのテンプレートが用意してあるので自由に使用してほしい。基本的にはトレードノートは手書きで書くのが1番効果があるので出来ればプリントアウトして使用して欲しいところだ。

かといってエクセルに直接入力でももちろん使用できる。要所に各シートへのリンクボタンも用意してあるので

  • トレードノート
  • 損益資金管理表
  • テクニカル分析ルールチェック表

の3点をうまく使ってトレード分析に役立てて欲しい。ではトレードノートの解説をしていこう。

ザックリというと、左側がトレード前の分析だ。右側が決済後の自己心理分析がメインとなる。トレード結果分析の部分に損益管理シートへのリンクがあるので、損益資金管理表と合わせて自己分析をしてみてもいいだろう。

右下の部分にはチャートなどの画像を貼り付けるスペースとなっているので、エクセルではスクリーンショットなどで撮った画像を簡単に貼り付ける事ができる。

上記画像の左側にはテクニカル分析の欄があるが、そこに「テクニカル分析チェックシート」のリンクがある。もちろんシートを選択してもすぐに確認する事ができるが、テクニカル分析チェックシートとは一体なんなのだろうか?それでは見てみよう。

テクニカル分析チェックシートの特徴

基本的にはテクニカル分析で得た根拠を元にエントリーや決済などの計画を立てていく方がほとんどではないかと思う。

テクニカル分析チェックシートはエントリーする根拠、ルールを記入しておいて自分のルールのうちいくつかの条件がマッチしたらエントリーの決め手とする。そういうチェックシートになる。

もちろんエクセルのテンプレートのまま使用しても構わないし、プリントして使用してもどちらでもいいだろう。四角のチェックボックスはクリックするとチェックが入るようになっている。

テクニカル分析手法やエントリールールは皆トレーダーによって千差万別だ。チェックシートを上手く利用して優位性のあるエントリー、決済ポイントを探っていこう。

損益管理データ(グラフ)

最後に「損益管理データ」というシートを紹介しておこう。このシートは基本的にグラフなどのデータを表示させるようにしてある。必要のない方は何もしなくていいだろう。

最初にデフォルトのグラフ(ピボットテーブル)というのが入れてあるが、自分なりにアレンジしてなんのデータを見たいのか?色々と試してみるのもいいだろう。

通貨ペア毎のデータを見る事もできるし、買い、売り、日付の期間など様々な設定ができる。

参照する基準となるデータは損益管理ベースシートの下記画像赤枠の部分なので、グラフなどの編集を行いたい方は参考にして欲しい。

まとめ

今回はFX専用「損益資金管理トレードノート」のエクセル版について解説してきた。エクセルは非常に便利なツールだが、データ量が多くなると重くなるのも早いのが難点だ。

損益資金管理トレードノートにもそれなりの関数を入れてあるが、できるだけ重くならないように、かつ必要以上のデータ、トレーダーが自己分析をできるだけ効率的にできるように、マクロを使用せずに作成したものだ。

送付するファイルは「xlsx」ファイルをzip形式でお送りする。エクセルをインストールしていないMacユーザーでもxlsxファイルなら「Numbers」が使用できれば使う事ができる。

実際にトレードをしていても、複数の証券会社を使用していたりすると分析するのも手間がかかるし、自分の得意、不得意な部分を把握するうえでも有効なものだと自負している。

最終的に勝てるトレーダーを目指すなら、何かしらの資金管理や手法固め、自己心理分析は重要になってくるので、興味のある方は是非使ってみて欲しい。

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