テクニカル分析のみで稼ぎ続けることは可能なのか?

相場分析において、テクニカル分析とファンダメンタル分析という2つのカテゴリーに分けられるが、テクニカル分析はチャートでの分析により、これまでの価格推移やインジケーターなどを利用して行う分析手法だ。

対してファンダメンタル分析は、経済の流れや景気などを考慮して、これからどういうふうに相場が動いていくかを予測する分析手法になる。

テクニカル分析だけで稼ぎ続けることは可能なのか?答えを言ってしまえば可能である。なぜなら私自身がファンダメンタルを一切気にせずテクニカル分析だけで6年ものあいだ、専業トレーダーとして生計を立てているからだ。

しかし、一概にテクニカル分析だけで稼げるというのは、あまりにも安易な部分が多い。なぜなら私がメインで取引しているのはFXであり、テクニカル分析は株式投資や仮想通貨など多くの相場分析に利用されている。

今回はテクニカル分析だけで稼ぎ続けることは可能なのか?できるならばどういった条件、理由によってできるのかをお話しする。

目次

テクニカル分析だけで稼ぐためのトレードスタイル

どんな相場分析においてもトレードスタイルによってテクニカル分析の重要度には違いが出てくる。なぜなら、スキャルピングやデイトレードなどの短期売買であればあるほどファンダメンタルの影響は受けにくいからだ。

基本的にポジションをもっている期間は長ければ長いほど資金はリスクにさらされ続けることとなり、長期的な値動きはファンダメンタルに基づいた結果になることから、テクニカル分析の重要度は短期売買の方がより高くなる。

テクニカル分析だけで稼ぐなら短期売買一択

テクニカル分析は基本的に値動きを見るものだ。どの局面にてどの程度買いが溜まっている、利益確定はどのあたりに集中しそうなのか?という相場状況をチャートから読み解いて、エントリー、決済の判断基準にする。

つまり、長期的にはファンダメンタルで動く相場でも、短期的に見れば売り買いの攻防戦略となる。テクニカル分析で稼ぐのならば、短期売買一択と言っても過言ではない。

1年先の自分を予測するよりも明日の自分を予測する方が断然イメージしやすい。

市場規模によってはテクニカル分析だけで稼ぐのは難しくなる

基本的に市場参加者が多くなればなるほどテクニカル分析は効力を発揮する。FXでいえばユーロドルやポンドドル、ドル円などは市場参加者が圧倒的に多いため、より優位性のあるテクニカル分析を見ることができる。

テクニカル分析に関係のある「流動性」とは

市場参加者の少ない株式市場やマイナー通貨あたりになると、資金力を持ったものの優位性は大きくなる。とくに株式の個別銘柄あたりは、市場参加者(資金量)が少ないため流動性が低く、テクニカル分析では違った視点が必要になってくる。

相場を動かすだけの資金力をもった市場参加者の動きを観察しなければならなくなるのだ。それはテクニカル分析にて判断することとなるが、非常に難易度の高い分析手法となり、決算や指標などのファンダメンタル要因も大きく左右する。

マーケットにおいて流動性は非常に大きな問題点となる。流動性が低いと約定力にも大きく影響を及ぼし、適切なプライスでエントリー決済することもできなくなるデメリットも多い。

テクニカル分析だけで稼ぐには流動性の高い取引銘柄を選択するのもひとつの手だ。

値動きは真実でありチャートは真実を映し出す

相場は悪い情報が出たから下がり、良い情報が出たから上がるような単純なものではない。

「織り込み済み」という言葉をよく聞くが、実際に織り込まれて上がって(下がって)いたのかどうかなんて誰にも分からない。どういった理由であったとしても、現時点で動いているチャートは紛れもなく真実を写している。ただそれだけなのだ。

テクニカル分析の優位性という面で見れば、市場規模は大きいに越したことはない。それは下がる要因、上がる要因をテクニカル的に判断しやすいという利点があるからだ。

テクニカル分析だけで稼ぐために選ぶ分析ツール

画像はMT5チャート画面

テクニカル分析だけで稼ぐためにはそれ相当の分析ツールを選びたい。なぜなら分析ツールによって値動きのリアリティー、精度などが圧倒的に変わってくるからだ。

過去検証に関してもそうだ。15分足で過去をさかのぼって分析したくても、チャートがうつしだされなければ何の検証もできない。当サイトで利用している「MT5」なら15分足でも過去5年程度のチャートは見ることができる。

MT5は通貨ペアのみならす、株式指数や株式個別銘柄のCFDをはじめ、仮想通貨や原油、貴金属など、多くの商品に対応している。短期売買であればミリ秒単位で値動きするため優位性は非常に高い。

まとめ

テクニカル分析だけで稼ぐことはできる。ただし、取引銘柄や市場規模など、多くの要因によってテクニカル分析だけでは稼ぐことの難しい取引商品、方法が存在する。

市場規模、流動性、短期売買など、テクニカル分析だけで稼ぐために必要な要素をもっているのは、ドル円、ユーロドル、ポンドドルなどのドルストレード通貨ペアであり、FXなのかもしれない。

もちろん他の取引商品すべてにおいてテクニカル分析だけでは稼げないと断言するつもりはない。あくまでも優位性の問題であり、長期トレードでもテクニカル分析だけで稼げるという意見もあるだろう。

ただし、相場で稼ぐためには自分なりのトレードスタイルが重要になる。誰かの意見よりもまず、自分で検証し、実践してみること以外に道は開けない。これは間違いのないことである。

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