隔たったチャート分析ができるチャーチストを目指そう

私たち個人トレーダーは、基本的にテクニカル分析をして相場分析している方がほとんどだろう。

しかし、いくらテクニカル分析を勉強してもなかなか勝てない、ファンダメンタル分析を組み合わせて頑張っているのになかなか利益につながらない、などの悩みを抱えている方は多いのではないだろうか?

今回は「隔たったチャート分析」をする事で自分の相場分析に専門性を持たせる。と言った事の重要性について話していこう。

目次

個人トレーダーはチャーチストを目指すべき

個人トレーダーはチャーチストを目指した方がいい、というか目指すべきだ。それはテクニカル分析こそが利益をもたらしてくれる1番の相棒であるとともに個人トレーダーの武器でもあるからという理由になる。

長期トレードではなく、短期売買や中期売買であるデイトレードやスウィングトレードには特に当てはまることで、短期トレードになればなるほどファンダメンタル的な要素は逆にメンタリズムにおいて足かせとなってしまうパターンが多い。

基本的に短期売買になればばるほどテクニカル分析の重要性は圧倒的に高くなると言える。

ではチャーチストとは一体何なのかを見ていこう。

チャーチストとは

チャーチストとは株価や為替などの相場分析をする際に、値動きをチャート化(グラフ化)してファンダメンタル分析では分からないようなタイミングや、これから相場がどう動いていくのか?という市場心理などをテクニカル分析を使って予測していく専門家のことだ。

チャーチストは専門的にいうと「テクニカルアナリスト」とも言われていて、証券会社やヘッジファンドなど大手の金融会社にはテクニカルアナリストの認定資格を持った人たちが配属されている。

テクニカル分析は決して個人トレーダーのものだけではなく、世界の金融会社でテクニカル分析は使われている。

では本題の隔たったチャート分析の重要性について見ていこう。

隔たったチャート分析の重要性

大手証券会社でもテクニカル分析というのは、相場分析をするのに重要視されているが、私たち個人はテクニカル分析に対してどう言った優位性を見つけるべきなのか?

テクニカル分析に使用するインジケーターは、移動平均線をはじめとするトレンド系からオシレーターなど実に色んな種類があり、その場その場の状況でテクニカル分析を使い回していたら、テクニカル分析だけで利益を上げていくのは難しいだろう。

当然テクニカル分析は使うものを限定させてしまわないと、自分のトレードスタイルは構築する事は難しい。

テクニカル分析を最小限にする

移動平均線はトレンド系と言われるテクニカル指標だが、同じボリンジャーバンドや一目均衡表などのトレンド系のテクニカル指標を同時に使うよりも他の分析指標と組み合わせたほうが効果的になる。

インジケーターをあれやこれやと使いまくるのは非常に効率が悪く、本題である値動きを後回しにしてしまうという最悪の状況を招きかねない。

だからこそ、インジケーターは効率よく使うべきであると同時に、下手をするとテクニカル分析に使用する指標はラインだけでもいいくらいだ。

テクニカル分析は何を使ってもいい

テクニカル分析については当然何がダメで何がいけないというわけではない。ただし、使うテクニカル分析の性格を理解できるものがいいだろう。

聞いたことのないようなテクニカル指標にわざわざ手を出す必要もないし、みんなが使っているようなメジャーなテクニカル指標で十分だ。

どんなテクニカル指標を使ったとしても、結局は自分のトレードスタイルをどれだけブレずに守っていけるのかが勝つ為の重要な要素になってくる。

テクニカル指標の何を使うのか?という事も確かに大切だが、何を使うか決めたらその手法を何回も検証して確かめることがより重要だ。

もちろん検証と言っても何十回検証したからといってそれだけでは意味がない。何100回も何1000回も検証してそのトレードが確率的に勝てるのかどうかを算出していかなければならない。

まとめ

テクニカル分析で利益を得るには何を言ってもチャーチストになり切る事だ。

問題は何のチャーチストになるかと言う事であって、ボリンジャーバンドならボリンジャーバンド を徹底的に磨き上げ、サブとして他のテクニカル指標を組み合わせると言った事が重要になってくる。

もし今テクニカル分析で迷っているのならば、1つのテクニカル分析にこだわってみるのもいいだろう。

大きく勝っているトレーダーは何か特別なテクニカル分析をしているのではないか?と言われるとそうとも言い切れない。

もちろん難しい分析手法を使っているトレーダーもいるが、いずれも共通しているのは大きく勝っているトレーダーはブレずに同じ事を延々と続けている。

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