MT5はこれからの時代のFXを牽引する重要な役割をもったツールである。もちろんあなたはMT5をもう使用されているか、これからMT5を使用したいと思っているのではないだろうか?
しかし、問題は高性能であるMT5なので、PCのスペックがどれくらいあればいいのか?自分のPCで果たして大丈夫なのか?という心配があるのではないだろうか?
過去10年位前までに購入したいただいたPCであれば基本問題ない。しかし、PCの使用用途によってはMT5の動きが遅くなったりという不具合が発生してもおかしくはないのだ。
例えば、MT5を起動させながら、エクセルやWebページを数ページ開くなど使用用途によってPCのスペックというのは考えなくてはならない。もちろんMT5を開きながら動画を見る場合もあるだろう。
今回はMT5を問題なく使用するために必要なPCスペックを「PC初心者でもわかるように」お伝えしたいと思う。
おすすめPCスペックとは
MT5を2つほど起動し、さらにエクセル、Webサイト数ページを同時に起動させても問題ないスペックをまずはお伝えしよう。PCで重要視されるスペックは
- CPU
- メモリ
- HDD/SSD
の3点になる。それではひとつずつ説明していこう。
CPU
まずはCPUから説明しよう。CPUとはPCの脳みそみたいなもので、情報を処理する能力になる。
CPUには「インテル」「AMD」という2種類があり、どちらを選択しても問題ない。重要なのは「Core」と言われる数値だ。
「インテルCore i5」「AMD Ryzen 5」などと表示されていて、最後の数値がCPUの処理能力の高さだと思っていただいていいだろう。
MT5をサクサク使用したいならば「インテルCore i5」「AMD Ryzen 5」以上のスペックを選択したいところだ。もちろん使用用途でほとんどMT5しか起動させないというのであれば、「インテルCore i3」「AMD Ryzen 3」といったスペックでも良い。
しかし、できれば「インテルCore i5」「AMD Ryzen 5」「インテルCore i7」「AMD Ryzen 7」あたりを使用していただければ、それなりに余裕を持った状態で使用することができる。
メモリ(RAM)
メモリは「作業台」という考え方で良いだろう。小さなデスクで作業するよりも、大きな広いデスクで作業した方が効率が良い。なのでメモリは非常に大切なスペックになってくるのだ。
メモリのおすすめスペックは8GB以上になる。もし4GBであれば動作が遅くなったりする可能性が高く使いずらくなる。
しかし、同じ4GBでも「デュアル」といって、4GBを2枚使用している場合は話は別だ。
4GBを2枚なので8GBになるのだが、効率的には8GBよりも良くなる傾向がある。なぜなら、メモリ1枚であれば1車線しかない道路と同じで、情報を引き出すのに前の情報を追い越すのに時間がかかってしまう。
しかし、メモリ2枚デュアルで使用すれば、2車線あるのと同じなので、前にいるデータを追い越しやすく効率的にデータ処理が行われることとなる。
メモリのおすすめスペックは「8GB」1枚、もしくは「4GB2枚」以上ということになる。
HDD/SDD(ストレージ)
以前はHDD(ハードディスク)が主流であり、最近はSDD(ソリッドステート)と言われるものを搭載しているPCが多くなってきている。
役割的にはHDDもSDDも同じであり、本棚のようにデータを保存しておく役割を果たす。
SDDは、音の静かさ、低消費電力、速度が速いなどの利点があるが、容量が少ない、故障した時にデータの救出が困難である、というデメリットもある。なのでHDDとSDDを同時に装備しているPCがかなり多くなっている。
おすすめのスペックとしては「HDD 1TB+SDD256GB」になる。
もちろんそれ以上のスペックがあれば良いが、現在販売されているスペックでかなり主流なスペックが「HDD 1TB+SDD256GB」になり、十分なスペックであるといえる。
MT5に対応|海外FXおすすめランキングトップ10【2022年版】
その他PC環境について
これまでPCのスペックについてお伝えしてきたが、実際には他にもスペックを生かすための様々な要因があるので、紹介しておこう。
Windows「OS」
「OS」とはオペレーティングシステムの略であり、32bitや64bitという種類がある。OSとは1度に取り扱うことのできるデータの目安となるもので、現在は64bitが主流になっている。
通信環境|LAN
現在はPCを無線RANで使用している方も多いのではないだろうか?もちろん無線LANでも問題はない。もちろん有線でつないだ方が良いのはその通りである。
皆さんは「光」などを契約してPC、Wi-hi環境を作っていると思うが、データ通信は基本的に分け合いなのだ。
例えば「1Gbps」という回線速度があったとしても、有線でPC2台を共有・起動していれば1台あたりの速度は0.5Gbpsとなる。
なので、無線LANでPCを使用している場合、複数のデバイスを同時に使用していると通信速度はかなり遅くなる場合があるので注意しておきたい。
MT5を使用|PCスペックまとめ
それではMT5を使用するにあたって、おすすめのPCスペックをまとめてみよう。
- 【CPU】「インテルCore i5」「AMD Ryzen 5」
- 【メモリ】「8GB」1枚、もしくは「4GB2枚」
- 【HDD/SDD】「HDD 1TB+SDD256GB」
もちろんPCスペックは高い方が良いが、参考までに私が実際に使用しているPCスペックも紹介しておこう。
- 【CPU】「インテルCore i7」
- 【メモリ】「4GB2枚」
- 【HDD/SDD】「HDD 1TB+SDD256GB」
このスペックでMT5を2つ、モニター3枚、その他Webサイト編集も同時に行っているがなんの問題もない。環境はWindows10/64bit、有線LANで接続(他にMacも同時に起動)という感じだ。
MT5になるとやたらに抵抗感を示す方がいらっしゃるが、それはまわりの情報のせいである。使いやすさ、スペック、全てにおいてMT4を上回るが、まだまだMT4が良いという情報を人に勧める困った情報が多いのが実情だ。
どちらにせよMT4もMT5も口座開設すれば無料で使用できるわけで、リスクも何もない。ただ単に使ってみれば良いだけだ。
使ってみれば全てがわかるだろうし、人の情報よりも自分で確かめるというのは非常に大切なことである。