最強のテクニカル分析ツール「MT5」を国内の証券会社で使いたい。MT5というと海外の証券会社というイメージがあるが国内の証券会社でも使用できる会社はある。
一世を風靡した「MT4」の需要が少なくなる中、近年では世界の証券会社でMT5移行の大きな流れが続いている。
FXで利益を得るには「テクニカル分析ツール」は最高のものを使う。これは当然のことであり、TradingViewのように有料ではなくMT5は完全無料で使用できるのだから使わない理由はどこにもない。
この記事ではMT5を提供している国内証券会社の情報を紹介するので、是非とも参考にして欲しい。
MT5を提供している国内の証券会社とは
現在MT5を提供している国内の証券会社は「3社」になる。共通する点は3社とも「外資系」の証券会社であり、大元は海外の証券会社になる。
- アヴァトレードジャパン
- オアンダジャパン
- フィリップ証券
大元は海外の証券会社と言っても、世界でグローバルに展開している「トップブローカー」になるので信頼性はお墨付きだ。
もちろん日本の金融庁から認可されている証券会社なので、最大のレバレッジは25倍であり、海外FXのように何百倍から何千倍といったハイレバレッジや追証のないゼロカットは使用することができない。
しかし、国内で世界標準のテクニカル分析ツール「MT5」を使用し、国内最狭水準のスプレッド、約定力、安心の入出金システムを発揮しているとなれば国内証券会社にも圧倒的なメリットが生まれる。
それでは証券会社を比較する上で重要な項目である「スプレッド」を見てみよう。
MT5国内証券会社スプレッド比較
比較するのは日本で最も人気のある「円通貨とドルストレート」の7通貨ペアだ。
通貨ペア | アヴァ | オアンダ | フィリップ |
---|---|---|---|
EUR/USD | 0.5 | 0.5 | 0.8 |
GBP/USD | 1.2 | 1.0 | 2.5 |
AUD/USD | 1.0 | 0.9 | 2.4 |
USD/JPY | 0.4 | 0.4 | 0.7 |
EUR/JPY | 0.5 | 0.5 | 1.5 |
GBP/JPY | 1.2 | 1.1 | 2.0 |
AUD/JPY | 0.9 | 0.7 | 1.9 |
上記表を見て1番先に気づくのがフィリップ証券のスプレッドの広さだろう。アヴァトレードとオアンダは横並びといった結果になったが、フィリップ証券に関しては下記表を見てもわかるとおり、海外FXの証券会社(LAND-FX)と比較してみてもスプレッドの広さが目立つ結果となってしまった。
通貨ペア | フィリップ | LAND-FX |
---|---|---|
EUR/USD | 0.8 | 1.0 |
GBP/USD | 2.5 | 1.4 |
AUD/USD | 2.4 | 1.5 |
USD/JPY | 0.7 | 0.9 |
EUR/JPY | 1.5 | 1.6 |
GBP/JPY | 2.0 | 1.8 |
AUD/JPY | 1.9 | 2.0 |
ということでMT5を国内証券会社で選択するなら「アヴァトレードジャパン」か「オアンダジャパン」の2択というのが順当な流れだろう。
それではアヴァトレードとオアンダの詳細を紹介しよう。
AVA TRADE JAPAN(アヴァトレードジャパン)
日本で一番最初にMT5を提供した会社こそが「アヴァトレードジャパン」であり、国内でMT5を使用するなら圧倒的スペックを持った会社になる。
初回入金額は5万円から可能であり、最小通貨単位は「1000通貨」から取引が可能。コストパフォーマンス・取引スペック・透明性に優れた初心者からでも十分使用できるシンプルな構成の証券会社になる。
アヴァトレードジャパンのスプレッド
アヴァトレードジャパンMT5最大の売りは「スプレッド・約定力・安定性」であり、コストパフォーマンスに大きく影響してくる。
アヴァトレードジャパンはMT4も提供しているが、スプレッドが広く、おすすめできるパフォーマンスではなかった。しかし、MT5に関しては非常にタイトなスプレッドを提供してきており、トレーダーが続々とアヴァトレードジャパンに流れている。
もしアヴァトレードジャパンのスプレッドは広いという情報があったなら、それはMT4のスプレッドであり、間違いなくMT5のスプレッドではない。
スプレッドに関しては徹底した透明性を確保するため、下記のような報告書も開示している。
アヴァトレードジャパンのMT5
MT5では時間足設定がMT4に比べ格段に選択肢が増え、38種類のテクニカルインジケーター、フィボナッチやエリオット波動などのオブジェクトツールも多種多様に使用できる。
さらにワンクリック発注機能ではチャート上からダイレクトにエントリー決済で僅かな誤差も見逃さない。さらにプライスの動きは究極に繊細でダイレクトな動きを見せ、アヴァトレードジャパンの約定力とスプレッドをプラスすれば最強のトレード環境を手に入れることができる。
さらにMT5では「経済指標カレンダー」なども搭載。主要10カ国以上の経済指標を重要度3段階に表示し、祝日や通貨ペアを選択して確認することもできる。
アヴァトレード・ジャパン【MT5】アヴァトレードジャパンの入出金
入金は365日即時反映(メンテナンス時間帯を除く)で、入金できる金融機関はメガバンク、ネットバンクを始め地域銀行などその他1000以上の国内金融機関に対応。
出金は最短即日、基本的には営業時間内に出金申請が完了すれば翌営業時間内には金額の大小に関わらず着金する。
アヴァトレードの信頼性
アヴァトレードは過去には様々な賞も獲得しており、信頼性において世界中で大きな評価を受けている証券会社になる。
- 最優秀ブローカー賞(取引執行部門)
- 最優秀カスタマーサービス賞(FX部門)
- 最優秀プロフェッショナルプラットフォーム賞(FX部門)
- 最優秀ブローカー賞(CFD部門-ヨーロッパ地域)
- 2012年最も信頼されるFXブローカー
アヴァトレードは世界でも屈指のFX証券会社であり、オーストラリアのシドニーやイタリアのミラン、ダブリンやニューヨーク、そして東京と拠点を持ち、アイルランドやEU、オーストラリアなどで厳格なライセンスを保有している。
アヴァトレードは日本国内ではなく、世界で認められている超メジャーな証券会社なのだ。
アヴァトレード・ジャパン【MT5】OANDA JAPAN(オアンダジャパン)
オアンダジャパンもアヴァトレード同様、世界で活躍する大手トップブローカーになる。大きな特徴としてはテクニカル分析に力を入れていて、独自のカスタムインジケーターなどを数多くトレーダーに提供している。
さらに、マーケット情報も国内随一を誇り、他の証券会社ではあまり見れないような詳しい金融情報を見ることができる。それではマーケット情報から解説していこう。
オアンダジャパンのマーケット情報
オアンダジャパンにはマーケット情報を網羅したサイト「オアンダラボ」というものが存在する。オアンダラボでは「初心者用のコンテンツ」から「カスタムインジケーター」「オアンダの使い方」まで数多くの情報を網羅している。
もちろん経済指標やマーケット情報、通貨やボラティリティー分析の他、オープンポジションなど他にも数多くの情報を見ることができるのだ。
さらにはオアンダのチャート画面からダイレクトにオアンダラボにアクセスすることが出来る。
オープンオーダー
オアンダで有名なツールには「オープンオーダー」が挙げられる。オアンダは世界中にアクティブトレーダーを抱えており、膨大なトレーダーの数を利用して、現在どの銘柄でどこの価格帯にどんな注文が入っているのかを見ることができるというものだ。
もちろん他の証券会社でもトレーダーのポジション動向は公開していることころは多いが、オアンダのようにトレーダーの数が多いほどその信憑性は増していく。
オープンオーダーに関して専業トレーダーの立場からひとつ言えることは「オープンオーダーだけでトレードしてはならない」という一点になる。
仮に現在より高い価格帯に大きな売りポジションが溜まっているとしよう。だからと言ってその価格帯で売るのも間違いではなく、買うのも間違いではないのだ。
売りポジションがいくら溜まっていたとしても、それを破るほどの強い上昇の力があれば逆に売りポジションのストップロスを巻き込んで上昇の力となる。
逆に売りポジションが大きな壁となり、そこから下落を呼ぶ事にもなるだろう。オープンオーダーをうまく使う前に「相場の値動き」を読むスキルが必要になる。
テクニカル分析ツール
オアンダではMT5以外に「MT4」「TradeingView」といったツールが全て使用可能になる。基本的にはMT5が使用できれば問題はないのだが、どのツールも高性能であり、分析のパートナーとして重宝したいところだ。
OANDA Japan