海外FXの入出金で「bitwallet」を利用する理由と特徴とは

海外FXでは現在「オンラインウォレット」がメジャーな入出金手段になっている。一昔前はクレジットカードや海外銀行送金といった方法が主流だったが、クレジットカードは出金に1ヶ月以上もかかったり、入金分しか出金できないなどの不都合がある。

海外銀行送金は現在ではかなりグローバルが発達しているせいか、それなりの手数料で手続きも昔みたいに面倒くさい手続きを踏まなくてもよくなった。しかし、オンラインウォレットは入出金の反映が圧倒的にはやく、コストも圧倒的に抑えられるというこれからの送金システムになる。

オンラインウォレットにはこれから紹介する「bitwallet」や「STICPAY」が海外FXでは採用されているところが多く、他にも「PayPal」や「WebMoney」などがある。

日本に住んでいながら海外の証券会社を利用するとなると、まず心配なのが入出金方法だ。「bitwallet(ビットウォレット)」を入出金方法に選択することによって、どんなメリットがあるのだろうか?現在海外FXを利用していない方も大きく参考になるので是非最後まで読み進めてほしい。bitwalletを利用することで、あなたのFX環境はガラリと変わるはずだ。

目次

bitwalletを利用する事によるメリット

bitwalletとは「オンラインウォレット」と呼ばれる取引システムサービスのひとつで、主に仮想通貨などをWeb上で保管する際に使用される。海外FXで利用する場合、bitwalletの口座を作成し入金しておくことで、bitwalletから海外FX口座へいつでも入出金が可能となる。以下はbitwalletの公式HPから引用したものだが、トレーダーと海外FXを結ぶ中継の役割を果たすと考えておいたらいいだろう。

我々は金融市場におけるオンライン海外決済方法と日本のテクノロジー業界間のギャップを理解・熟知しており、世界中すべてのビジネスオーナーとその顧客をつなぐシームレスな決済プラットフォームを作り・提供することが弊社の使命であると認識し、日々サービスの向上に努めております。

bitwallet公式HPより抜粋

それでは早速bitwalletを利用することによるメリットについて説明していこう。海外FXのデメリットを払拭するものがほとんどなので、是非参考にしてほしい。

入出金がスムーズ

海外FXの入出金は基本的に反映までに時間がかかったり、手続きが面倒だったりと全く良い印象がないものだった。ところがbitwalletから海外FXに入出金することで、非常に効率の良いスムーズな入出金が可能になったのだ。

入金反映が1番早いクレジットカードは出金に圧倒的な時間を要し、入金分までしか出金できない。海外銀行送金は手数料が非常に高く、入出金ともに手続きや反映が遅いなど思わしく無い。

bitwalletを使用しても証券会社によっては反映時間に多少バラツキがあるが、入金で即時、遅くても即日営業日には入金される。出金に関しても、遅くても3〜4営業日以内には出金が完了する。

海外FXの複数口座間で資金移動が簡単

互いに違う証券会社を複数使用していたとしても、bitwalletを使用すれば口座間の資金移動も簡単だ。基本的にbitwalletと海外FX口座間の入出金は手数料が無料なので、Aの口座からbitwalletへ5万円出金して、違うBの口座に5万円入金することもできる。

海外FXの証券会社も特性が異なる部分があったりして、トレードスタイルによっては複数の証券会社を使い回したいこともあるだろう。そんな時はbitwalletをうまく活用することで、複数口座を円滑に利用することができる。

資金管理が徹底できる

資金管理はFXにおいて重要な要素になるが、bitwalletを使用することによって資金の流れを把握することができる。もちろん複数の証券会社を使用しているなら尚のこと資金の流れが把握できるのはありがたいことだ。

特にリーマンショックやスイスフランショックのような大規模な金融ショックが起きた時のために、こまめにbitwalletを利用して必要な金額だけを海外FX口座に入金しておくこともおすすめだ。仮に証券会社が破綻するような事態が起きたとしても、bitwalletに入っている資金は全額守られることになるからだ。

手数料が安い

海外FXとbitwallet間の入出金は基本的に手数料無料の証券会社がほとんどだ。海外FXへの入出金に無駄な手数料はかからない。さらに、日本円で取引していれば、入出金で為替差益が発生しないので、ドル安ドル高を気にすることなくいつでも入出金が利用できるのも大きなメリットだろう。

発生する手数料は基本的に、自己資金をbitwalletに入金する場合とbitwalletから自己銀行口座へ出金する場合にのみ発生するが、その手数料は非常に安い。

bitwalletの入出金スペックとは

ほとんどの海外FX業者はbitwalletによる入出金は無料で行えるが、問題は自己資産をbitwalletへ入金、bitwalletから自己口座へ出金する時だ。

海外FX口座 ⇄ bitWallet ⇄ 自分の口座

bitwalletは自分の資金と海外FX口座の間を取り持つ「お財布口座」みたいなものだと考えておけば良いだろう。それでは入出金の方法について見ていこう。

bitWalletへの入金について

入金方法のひとつめは「クレジットカード」による入金だ。色んな情報サイトでも紹介されているが、当サイトでは海外FXでクレジットカードを使用するのはおすすめしていない。確かに簡単かつスピーディーに入金できるのが特徴だが手数料が高く出金時にすこぶる面倒だ。

クレジットカードでbitwalletに入金する場合は、入金額に対して8%の手数料が取られてしまう。10万円入金するなら8,000円もの手数料が取られることになるので、これでは利用価値はない。

どうしてもクレジットカードでの入金を希望する場合はSTICPAY(スティックペイ)というオンラインウォレットがあるので、それなら手数料は3.85%と半分以下になっている。STICPAYの注意点としては銀行振込でも手数料が1%取られてしまうので覚えておきたい。

bitwalletとSTICPAYの手数料を徹底比較

もうひとつの方法は銀行口座からの振込による入金になる。振込による入金は通常発生する「銀行の振込手数料」のみであり入金手数料は無料だ。基本的にbitwalletへの入金は銀行振込を利用しよう。

bitwalletへの出金について

出金は何よりも大切であり気になる部分だと思うが、bitwalletからの出金は非常にわかりやすく手数料も安いのが特徴になる。出金方法は銀行振込一択となり、クレジットカードで入金していたとしても出金は銀行口座への振込となる。

海外FXでもそうなのだが、クレジットカードで入金した場合は基本的にクレジットカードでの出金が条件になる。理由としては「マネーロンダリング」クレジットカードの現金化などの不正利用を防ぐためなのだが、bitwalletではそういった条件は設けていない。

しかし、出金する1ヶ月内にクレジットカードでの入金があった場合、bitwalletによってそれなりの期間、審査が設けられることがある。基本的にクレジットカードでの入金をおすすめしないのもこういった理由からである、あくまでも出金拒否ではないので、7営業日を超えても入金が確認できないような場合は、サポートデスクに確認してみよう。

bitwalletから個人口座への出金手数料は一律824円になる。たまにキャンペーンなどをやっていて手数料777円の時もあるが圧倒的に安い金額だ。海外FXから手数料無料でbitwalletへ出金し、bitwalletから個人口座へ824円で出金できることを考えれば、十分すぎるスペックだと言えるだろう。まさにbitwallet最大の利点と言える。

bitwalletには個人アカウントと法人アカウントがあるが、基本的にトレーダーなら個人アカウントを作成することになるだろう。個人アカウントの出金上限額は「1回$5,000(約50万円)1日$20,000(約200万円)相当」となる。大きな金額を出金したい場合は前もって計画的に行う必要があるので覚えておこう。

bitwalletでは個人間送金も可能

bitwalletは個人間送金にも対応している。もちろんお互いにbitwalletを使用しているのが条件だが、送金の金額問わず個人間送金が行える。気になる手数料だが、日本円の場合、金額を問わず100円の手数料で送金ができるので、非常に使いやすい。

アカウントステータス

bitwalletにはアカウントステータスというシステムがある。これはbitwalletの使用実績に応じて出金手数料を割引してくれるというものになる。アカウントステータスには4つが用意されており

  • トライアル(アカウント登録のみ、出金送金不可)
  • ベーシック(身分証明書、現住所確認書類が提出済)
  • プロ(直近1年間の入金が$10,000以上かつ入出金送金が10回以上)
  • アンリミテッド(直近1年間の入金が$30,000以上かつ入出金送金が30回以上)

基本的にbitwalletの機能を使用するには身分証明書、現住所確認書類の提出は必須になるので、通常はベーシックのステータスがつくことになる。トライアルの状態では

  • クレジットカード/デビットカードの入金が1回のみ可能
  • 出金、送金ともに不可

という状態である。基本的にはベーシックにさえしておけば何も問題ない。プロやアンリミテッドにしたとしても、そもそもの手数料が安いので、トレーダーによってどこまでステータスの恩恵を受けられるのかは様々である。

bitwalletの口座開設手順

MILTON MARKETS公式

それでは口座開設方法を解説していこう。基本的にはPC・スマホ共に進め方は同じになる。口座開設の大まかな流れは

  • メールアドレスなどの簡単な情報を入力してフォームを送信
  • 新規口座開設フォームに入力
  • アカウント個人口座開設

以上で口座開設となり非常に簡単な流れになるが、口座開設後には本人確認と現住所確認書類のアップロードも行わないといけない。その後審査となり全ての機能が解放される。それではひとつづつ見ていこう。

「bitwalletの公式HP」

フォームの入力

上記「新規ウォレット開設ボタンを押すと「フォームの入力」に進む。入力する内容は「メールアドレス」と「国籍」「アカウントの種類」のみ。国籍は「JAPAN」を選択し、メールアドレスを入力して「次へ進む」をクリック。アカウントの種類は「パーソナル(個人)アカウント」を選択して「続行する」をクリックだ。

フォームを入力すると確認画面になるので「登録する」をクリック。すると登録したメールアドレス宛に「新規ウォレット開設の入力フォーム」が送られてくる。

登録したメールアドレスにアカウント開設用のリンクが送られてきたらリンクをクリックだ。リンクの有効時間は1時間なので、1時間以内に送られてきたリンクをクリックしよう。

新規ウォレット開設入力フォーム

リンクをクリックすると「ログインパスワードの設定」になる。ログインパスワードは半角英数8文字以上を設定しよう。ログインパスワードの設定が終了すると個人情報の入力フォームになる。入力項目は19項目だが、実際に入力してみるとそんなに難しいことはなく、5分程度で完了してしまうようなものだ。

入力フォームに個人情報を入力していこう。入力内容は名前や住所など難しいものは何もない、最初の苗字と名前以外は全て日本語で入力しよう。個人情報の入力が完了し、合言葉を設定したら「メールアドレスの確認と受信言語・受信可否」の設定だ。メールアドレスが間違っていないか再度確認し、メールマガジンを受信するかどうか選択しよう。(※受信可否はどちらでも良い)

最後に利用規約の確認をしよう。確認ボタンを押して規約を読んで再度ページに戻ると「同意しました」のボタンがクリックできるようになる。最終的に上記画像のように「残り0項目」になったら「ご入力内容の確認」ボタンをクリックして入力完了だ。

bitwalletから上記のメールが送られてくるので保存しておこう。口座IDは登録したメールアドレスになっているので、先ほど登録したパスワードを入力してマイページにログインができるようになる。

現在(2021年5月時点)ではbitwallet専用アプリは用意されていない。なのでトップページをブックマークするなどして保存しておこう。

以上で口座開設の手順は完了になる。現在ではステータスが「トライアル」になっているので、入金が1回のみで出金ができないなどの制限がある状態だ。マイアカウントから身分証明書と現住所確認書類のアップロードを行い、書類確認が終わるとステータスが「ベーシック」に変更になる。ベーシックなら全ての機能が使えるので、早めに必要書類のアップロードを行うといいだろう。

必要書類の提出

本人確認に必要なもの(いずれか一点)

  • 運転免許証(両面)
  • パスポート(顔写真のあるページ)
  • マイナンバーカード(両面※個人番号は隠す)

現住所確認書類(いずれか1点)

  • 公共料金の請求書・領収書(電気・ガス・水道・NHKいずれか1点)
  • 銀行やクレジットカードの利用明細・請求書
  • 住民票(過去6ヶ月以内に発行されたもの)
  • 印鑑登録証明書
  • 健康保険被保険者証(交付日から6ヶ月以内で住所記載)

以上の各1点ずつをアップロードしよう。必要書類のアップロードが終了すると「顔認証セルフィー」の登録があるので、画面に沿って撮影しよう。

必要書類のアップロードが完了すると上記のようなメールが送られてくる。必要書類のアップロードは面倒だが、現在では銀行口座や証券会社など、ありとあらゆる口座開設に必要なものなので出来れば早めにやっておこう。

自己資金をbitwalletに入金する方法

それでは銀行口座からbitwalletへ入金する手順を見てみよう。マイページにログインすると右上にMENUのボタンがあるのでクリック。

MENUを開くと「クライアントメニュー」が出てくるので「ご入金・お預かり」をクリック。するとクレジットカードと銀行口座入金のページがでてくるので「銀行口座入金」をクリックしよう。

画像ではGMOあおぞら銀行が表示されているが、現在はみずほ銀行一択になっている。

振込先が表示されている下に「口座情報をメールで送信」というボタンがあるので、クリックすると登録してあるメールアドレスに振込先が送信される。振込する時に活用しよう。

振込時に注意したいのは送金元である自分の名前になる。名前の後に必ず記号も表示されているので振込の際は必ず記入しなければならない。もし記入を忘れた場合はチャットやメールなどでカスタマーサポートへ連絡しよう。

私も過去に名前の後の記号を入れ忘れた経験がある。ダイレクトバンキングなどで振り込む際、意外にやってしまう失敗なので注意しよう。

bitwalletに入金されるまでの反映時間

銀行で振込を行った場合は、営業時間内であれば15分程度、営業時間外であれば翌営業日に着金することとなる。急いで入金反映したい方は、余裕を持って当日13時半位までには振込処理を行いたいところだ。

銀行振込によるbitwalletへの入金限度額

2021年時点では銀行振込による入金には限度額が設定されていない。上限額は無制限という事になるが、各銀行によって一度に振り込める上限額が設定されているのでその金額が基本となる。

クレジット/デビットカードによるbitwalletへの入金について

出典:bitwallet公式HP

上記表は2021年5月時点でのbitwallet公式手数料になる。銀行口座振込に関しては無料となっているが、クレジット/デビットカードに関しては8%もの手数料が取られてしまう。実に10万円の入金で8,000円の手数料だ。しかし、手数料が8%なのは「VISA」と「マスターカード」であり、その他の「JCB」や「アメックス」などは8.5%もの手数料が取られる事になる。

どうしてもクレジット/デビットカードを使用したいという方は、bitwallet以外のオンラインウォレット「STICPAY(スティックペイ)」などがあるので検討してみてもいいかもしれない。クレジット/デビットカードの入金に関しては「STICPAY」の方が手数料は安い。それでもVISA、マスターカードで「3.8%」の手数料は取られることとなるが。

クレジット/デビットカードの登録手順

クレジット/デビットカードで入金する為には、まずマイアカウントでクレジットカードの登録をしなければならない。しかし、登録自体は何も難しいことはなく簡単にできる。

MENU→「ご入金・お預かり」からクライアントメニューを開くと「カードのご登録」のボタンがあるのでクリックしよう。

  • カード番号(半角数字)
  • 有効期限
  • カードの名義(半角英数)
  • カードの登録住所(同じならチェックを入れるだけ)
  • カードの電話番号(同じならチェックを入れるだけ)

以上を入力したら「登録完了」のボタンをクリックして終了となる。

クレジット/デビットカードの入金手順

MENU→「ご入金・お預かり」からクライアントメニューへ行くと「クレジットカード入金」というボタンがあるので、クリックしよう。(※クレジット/デビットカードの登録がされていないと暗く表示されている)

登録したカード情報が出てくるので「入金先の通貨」を選んで、入金額の入力をする。下に手数料も提示されるので、どれくらいの手数料がかかるのか、よくチェックしておこう。

最後にセキュリティーコードを入力して「決済する」をクリックすれば入金完了だ。即時反映される。何度もいうが、クレジット/デビットカードでの入金は手数料が高いので利用する場合はよく確認しよう。ちなみにbitwalletへの反映時間は「即時」となる。

クレジット/デビットカード入金の限度額

クレジットカード/デビットカードによる入金はアカウントステータスによって変わってくる。

  • トライアル…上限$300(約3万円)/1回のみ
  • ベーシック…上限$25.000(約250万円)/月
  • プロ…上限$50.000(約500万円)/月
  • アンリミテッド…無制限

基本的にはベーシックでも月250万円まで入金可能だ。250万円となると手数料だけでも20万円程度になる。

ちょこむeマネーでの入金も対応

ちょこむeマネーとはNTTスマートトレードが提供するインターネット専用の電子マネーになる。基本的には銀行やクレジットカード、コンビニ・ATMからもチャージすることができる。

使用用途は「チケットぴあ」や「goo」などのネットショップで使用することができ、余ったeマネーは現金にして払い戻すことや楽天Edy、nanacoなどの電子マネーに交換することも可能だ。

ちょこむeマネーも同様、クライアントメニューから簡単に入金することができるが、手数料が5%取られることとなるので注意が必要になる。

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